21世のビジネスにデザイン思考が必要な理由 佐宗邦威
この本書いたのどんな人
この本の著者は、ビジネスの世界に身を置き、活躍された後、一転、ビジネスとは全く逆とも思えるデザイン思考を学ぶべく、ビジネスマンが学べるデザイン、「デザイン思考」教育の老舗であるイリノイ工科大学デザインスクール留学し、本格的にデザインを学ばれた方です。
著者のブログはこちらです↓
著者は、それぞれまったく異なる視点を持つビジネスとデザインそれぞれの長所を生かして、新たなビジネスでの活動を展開しておられます。
内容は
この本では、ビジネスとデザインの違いを明確にしながら、デザイン思考を持って、ビジネスへと展開する方法を解説しています。
ビジネスとデザインとの違いは、この本の各章ごとに対比して記載されていますが、大きくは、
MBAでは論理的思考をベースにした「ビジネスをより効率的にするやり方」を教えるアプローチが取られているのに対し、デザインは今までの延長線上にない「まったく新しい事業、商品やサービス、プロセス等を創るやり方」を教えています。
というように捉えられています。
デザインの世界では、
情報をビジュアルを使ってシンプルにまとめるなどのテクニックが非常に有効です。
有効なもののひとつには、ビジュアルで考えビジュアルでビジュアルで理解するという「ビジュアルシンキング」があります。
この本では、「ビジュアルシンキング」の具体的かつ有効な活用方法を丁寧に解説していきます。
私の感想
新しいものに触れるというのは、ものすごくわくわくすることです。
この本では、デザイン思考をビジネスの世界へと取り込み、デザイナーというゼロから何かを生み出す、創造の世界からビジネスを構築していくという新しい考える触れることができて、ものすごくわくわくした。
今後、AIの進化により、人間の仕事は大きく変わると言われている。
そんな中、 今後のビジネス展開を知る上で、この本の提案している「デザイン思考」は大きなヒントになると思う。
著者曰く、
デザイン思考の技術を学ぶことで、結果的に、自分なりの創造力を発揮して日々何かしら生み出すという生き方を学んだ
のだそうだ。
私も、デザイン思考で、日々何かしら生み出していきたいと強く思った。