「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法 大島信頼 (すばる舎)
この本書いたのどんな人
この本を書いたのは、心理カウンセラーで株式会社インサイト・カウンセリングの代償をされているお方です。
会社のホームページをのぞいてみましたら、なかなかゴチャゴチャっとした感じのサイトでしたが、著者による「室長あいさつ」がありまして、そこには、
「あなたが自分らしく生きられるようにサポートします」とありました。
この温かいメッセージに、ほっとする人がたくさんいるんじゃないかなと思いました。
気になった方はこちらをどうぞ↓
加えて、著者自身のブログも見つけました↓
こちらも、ごちゃごちゃっと綴られている感じで、
「ああ、著者もいろいろ悩んで悩んで、その上で今、いろんな人のサポートに当たられているんだなぁ。」
と、なんとなく著者に親近感が湧きました。
よかったら、ブログものぞいてみてください。ほっこり系です。
内容
この本では、
専門用語をなるべく使わず、「不満を感じているにもかかわらず、日等々しても振り回されてしまう理由」と、その振り回されている状況を打破するための「暗示」を紹介します。
人に振り回されてしまうという状況はどういう状況なのか、実は、あんまり本人は気づきにくいと思います。
この本では、日常的な場面を取り上げながら、どうして振り回されてしまうのかについて解説していきます。
そして、振り回されている状況から脱出するための「暗示」!
(私は呪文と呼んでいます。)
暗示の言葉のバリエーションも場面に応じていくつかあり、こんな時はこの言葉という形で紹介されています。どれも「振り回されそう、ピンチ!」という時に使えるものばかりです。
この本では、簡単な言葉で自分に暗示をかけて(あるいは呪縛を解いて)、自分の心に沿った生活をしていくことを目指していきます。
私の感想
私は、常に独り言を言っている。というか、終始自分と会話している。
というのも、人一倍、周りの人に影響されやすい私は、できるだけ周りの人とは距離を置くようにしている。
そんなわけで、人からは周りを気にしない我が道を行くタイプと思われる一方で、独り言が増していく毎日。
そんな私には、この本がぴったりだった。
まず、人に影響されやすいのは、自分に自信がないせいかと思っていたけど、どうも違った。
人に影響されてしまうというのは、著者曰く
つい自分をおさえて他人を優先するくせ
相手の言葉を真に受けてしまう
相手の不機嫌を背負う
ことなんだそうな。
他にも、いろいろな理由が紹介されていた。どれもこれも納得だった。
そうして、この本を読んでいると、「あなたは悪くないよ。」という著者の囁きが、心に伝わり、とにかく楽になれた。
そして呪文!これが良い。
人に振り回されんとしているその時に、簡単に一言を唱えるだけで良いのがとにかくいい。
私が一番気に入ってるのが、「浮き輪モード!」
実はこの呪文、「浮き輪モード!」と唱えて、まさに浮き輪をしたように浮き上がろう!というものなのだ。
この本に紹介されている呪文の中で最も使い勝手がよくわからない呪文なのだが、とにかく気持ちが沈み込みそうになったら、「浮き輪モード!」と唱えるようにしている。
イメージは、水の底から水面を見上げると光が差してキラキラ輝いていて、空気の泡とともに私も浮き上がる、そんな感じだ。
これだけで気持ちが楽になる。ストレスが軽くなる、とも言えると思う。
この本は、空気読みすぎて読めない系の人にオススメだ。
*オススメの本あります