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【おすすめ】本選びに困ったら書評を買おう!おすすめ書評集9冊!

 

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 こんにちは、tetunecoです。

 

本を読むことは自分への投資といわれます。

 

 自分を作る上でも、読んだ時間を無駄にしないためにも、何を読むかは大事な選択となります。

そうはいっても、読むべき本、読みたくなる本は、そう簡単には見つかりません。

 

 

私が本選びに活用しているのは、書評集です。

私は、書評集に挙げられている著作を片っ端から買って、どんどん読むことで、読書量を増やしてきました。

そうすることで、自分の好きなジャンルばかりに偏らず、いろいろなジャンルの読書にも挑戦でき、自分の思考にもの幅が生まれると思います。

 

 

 

 

 読書初心者はとにかくこの本から

1 読書力 齋藤孝(岩波新書)

私の読書そして、私の本選びの原点というべき本がこの本です。

この本では、いかにして読書を進めていくべきかという本を読むことについてのみならず、大人が本を読んで力をつけるための本ですので、新書・小説をバランスよく紹介されているところもこの本の良いところだと思います。

私は、この本に書かれたリストの本を読破することから始めました。

 

書評集を読む

2 心と響き合う読書案内 小川洋子 (PHP新書)

この本の著者は、「博士の愛した数式」を書かれた小川洋子さんです。

博士の愛した数式 (新潮文庫)この本です。

小川洋子さんの書かれた本はいくつか読んでいますが、いずれも優しい文体の心潤う本です。そんな著者の書く書評集は、もうこれ一冊で一つの読み物として楽しめます。

そのうえ、小川洋子さんのおすすめ本リストとしても活用できますので、一石2丁です。

小説・物語を中心とした本の紹介となっています。

 

 

 3 打ちのめされるようなすごい本 米原万里 (文春文庫)

この本は、著者が、打ちのめされるような本たちを紹介する本です。

著者が、打ちのめされるようなすごい本を、まさに打ち返さんばかりの筆力で、豪快に解説しています。非常に濃い本たちとの出会いが待っていますので、心して読む必要があります。

 心してかからねば、とにかく著者の個性あふれるこの本自体に、読み手が打ちのめされることでしょう。

本としても大変読み応えのある本です。

 

この他、小泉今日子さんの書評集も話題になりました。好きな著者の本を探して読んでみるというのも本選びの参考になると思います。

 

 

 

4 趣味は読書。 斎藤美奈子(平凡社)

趣味と言いつつも、プロの読み手が書く書評です。 

とにかく言いたい放題の著者の手にかかれば、ベストセラーも著者にかかれば、滅多斬りなのです。が、それがまたその本を読みたいなあと思うわせる面もあったりして、とっても不思議です。

 

 

知識・教養を深める

5 ぼくらの頭脳の鍛え方 立花隆・佐藤優(文春新書)

この本は、知の巨人と言われる隆、佐藤優のお二人が、200冊ずつを持ち寄り語る本です。お二人から選ばれた400冊の本と出会うことのできる非常に費用対効果の高い書評集であると思います。

私は、・教養に関する本についていえば、思想的問題はあるにしても、とにかく好みに関係なくいろんな本を読むといいのではないかと思っているので、小説・物語とは異なり、誰が勧めているのかによらず、書評集を読み、たくさんの本を買うようにしています。

知識・教養の本は、とにかく積み重ねが肝心です。1冊、2冊と読んでいけば、知識・教養が積もり、次に読む本の理解を高めてくれます。

そうしていくうちに自分の考えが生まれてくると思います。

私の感想はこちら↓

立花隆 佐藤優 知の巨人の頭脳に迫る 

 

 

世界を変えた10冊の本 池上彰 (文春文庫)

 

この本では、著者が世界を変えた本10冊を選び、それぞれの本の内容の解説はもちろん、その本が書かれた歴史的背景や、その本が世界に与えた影響まで、丁寧に解説されています。

 

その10冊は、一般人が簡単に読むことのできない本が殆どです。

しかし、池上彰さんならではのわかりやすさを追求したような文体で、タイトルを聞いただけでもうんざりするような本も、不思議とわかったような気になります。

 書評というより歴史書という感じですが、解説を読んでから本を読むと内容がより理解されると思います。

 

 

古典から現代まで理系を広く知る

世界がわかる理系の名著 鎌田浩毅(文春新書)

 科学好きの科学下手の私は、好きこそ物の上手なれとばかりに、科学本を読んでおります。

とはいえ、ないを読めばいいのかわからないので、もっぱら書評集に頼っています。

なかでもこの本は、誰もが一度は学校で聞いたことがあるであろう科学の古典、名著と呼ばれる本について、しっかりと解説されていて、読んでみたいと思わせるばかりか、その理論が現代科学に与えた影響と合わせて、現代に書かれた科学本も紹介してくれます。

過去から現代へ、科学の架け橋をする本であり、この本自体大変ワクワクされられるものです。

 

 

 科学を通して世界を見よう

サイエンス・ブック・トラベル:世界を見晴らす100冊 山本貴光 河出書房新社

 個人的に科学好きなので、おすすめの科学本集をもう一冊。

こちらの本は、科学全体を広く網羅し、タイトルのとおり科学の世界全体を見晴らすことのできる本です。基本的には、新しい考え、技術による本が集められています。

この本を読むだけで、生物や宇宙、物理などなどの多彩な科学に触れた気になってしまう危険性があります。

この本にある100冊に手を伸ばすには、さらに時間と労力が必要となりますが、これだけの読みたい本と出会える機会を得ない手はありません。

 

以上、9冊でした。

 

あなたを作るたくさんの本との出会いが、実りあるものでありますように。

 

 

*読書初心者は、まず読書術を読んで学ぼう

tetuneco.hatenablog.com

 

*その他のおすすめ本リストはこちらです

tetuneco.hatenablog.com