dokusyo

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砂の女 私の好きな本 安部公房はやはりここから

砂の女 安部公房

のどが渇く。
のどが渇くだけでなく、
なんというか、
体が渇く。体の中から乾く。
そんな本です。

海に行った日、
ただ防波堤に座っていただけなのに、
体がなんだかべたべたして、
意外なところにまで、
砂が入りこみ、張り付いている。
そんな本です。

そして、
心の中にいやな汗をかいて、
そこにまた砂が・・・

そんな本です。


「砂の女」は「新潮文庫の100冊」に選ばれています

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