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本を読んで社会をのぞき見

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物書同心居眠り紋蔵 内勤はいつの時代も辛いもんだね

物書同心居眠り紋蔵 佐藤雅美(講談社文庫) 

物書同心居眠り紋蔵 (講談社文庫)

佐藤 雅美 講談社 1997-09-12
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私にしては珍しくお侍さんの出てくる物語を読みました。

 

南町奉行に勤める同心の紋蔵が主人公です。

この味わいある主人公は、昼間、居眠りをしてしまうという理由で、物書、いわゆる内勤を命じられています。

 

ですので、捕物や白州は、彼の役回りではありません。

 この本にあるのは、江戸の人々の温かい暮らしと人情です。

 

私は、「1日江戸人」という江戸の町人文化を紹介する本を読んで以来すっかり江戸人が好きになってしまった一人です。

(この本です↓すごく面白いよ。)

一日江戸人 (新潮文庫)

杉浦 日向子 新潮社 2005-03-27
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 なのにあんまり、お侍さんの登場する本を読まないのは、お侍さんたちが中心となる時代の女性の扱いがなんかこうしっくりこないからなのです。

 

男尊女卑だ!とか、声高に言うつもりはなく、稀に男性に尽くす女性を異様に美化するような本があったりするので、私としては、なんだかなあと思うわけです。

 

その点、この本は、女性が書いていますので、女も飾ることなく、生き生きと描かれていて、読んでいて気持ちがいいです。

 

刺激の多い毎日に、ほのぼのするにはぴったりの本だと思います。

物書同心居眠り紋蔵 (講談社文庫)

佐藤 雅美 講談社 1997-09-12
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