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本を読んで社会をのぞき見

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『透明マントを求めて』雨宮智宏

 

 

久しぶりの化学系の本。

 

頭が疲れてくると、

 

こういう到底理解し得ない領域の本を読みたくなる。

 

 

化学系の本は、答えが理解できる人にとっては明快なんだろうけれども、

 

凡人の私は、理解できないところがあっても、

 

それでも悩まず、わかったふりしてどんどんやり過ごして読みすすめるしかない。

 

 

答えがないことをいつまでもいつまでも考えてる私が、

 

答えがあっても理解できず、示された答えを答えとして飲み込んで、

 

「ふーん。よくわかんないけど、そうなのかな。」

 

なんて、割り切ってく感じが楽しい。

 

 

さてこの本だが、ちょっと遠回りかなって思ったりしたけど、

 

物語の中の透明マント、天狗の隠れ蓑から始まって、

 

着々と科学的な見地へと進め透明マントに近づいてくからすごい。

 

難しいけど、楽しく読ませる本なのだ。

 

 

こういう日常から離れてるけど、現実的な本っていいね。