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本を読んで社会をのぞき見

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『The Book』乙一 原作 荒木飛呂彦

 

The Book 〜jojo's bizarre adventure 4th another day〜 (集英社文庫)

The Book 〜jojo's bizarre adventure 4th another day〜 (集英社文庫)

 

 

本を読みたくて、今日は、本を買うぞと決めて、

本屋に行ったけど、自分が今求めている本が、

自分でもわからなくて、

長い時間、ぐるぐると本屋内を歩き回った。

 

この本屋は本を売る気があるのか、

なんて悪態をつきつつ、自分が今、読みたい本と、

出会えるのまで、ぐるぐるを続けた。

 

そうしているうちに、本の方から、

私が求める本を教えてくれることがある。

そして、私が手にした本から、私自身の状況が客観的に見えたりする。 

 

 

軽い探偵小説を選んだ日は、

ああ、今私はなーんも考えたくないんだな。

とか、

物理の本を選んだ日は、

ああ、今私は訳の分かんないことで、頭をいっぱいにしたいんだな、

とか、

生物の本を選んだ日は、今、私は命や生きることに興味あるんだな、

とか

古典の本を選んだ日は、今、私は静かにありたんだな、とかとか。

 

で、

今回は、乙一を買った。

しかも、jojoがらみの。

 

私が乙一読むときの状態は、一つだ。

 

血の生暖かさに引かれるとき。

 

血の生暖かさを感じるには、乙一が一番だ、と思う。

 

 

 

感覚としては、肉が食べたい、という感じか。

私は時に、こういう感覚になる。

 

だが、この本を読んだおかげで、肉を食べる気は失せた。

明日は、おいしい野菜を食べよう。