キリストゲーム CIT内閣官房サイバーインテリジェンスチーム (講談社ノベルス)
- 作者: 一田和樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/04/05
- メディア: 新書
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『キリストゲーム』のルールは簡単
『導き手』と呼ばれる者のためになることを
『救い主』と呼ばれるものが行い、自殺する。
キリストゲームは、
ひとりよがりの殉教者ごっこである。
私は、この『キリストゲーム』自体になんともいえない
魅力を感じた。
なんとも軽々しい、死の選択。
ストーリー全体は、
上手い具合に、あり得るかも?という恐怖感と、
そりゃないでしょ?という妄想を楽しむ感じがブレンドされていて、
何やら怪しい『言罠』なる別の仕組みが登場して、
それらしく解決へと導かれていく。楽しい。
キリストゲーム自体の魅力とは別に、
事件が解決されていく感じがして、ちょっと残念ではあったが、
久しぶりに、
夜更かしして、一気に読んだ本でした。