- 作者: 守屋淳
- 出版社/メーカー: 成美堂出版
- 発売日: 2010/08/10
- メディア: 文庫
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先日、会社の後輩が
「なんか、このごろイライラするんすよね。」という。
実は何を隠そうこの私も、ここのところなんだかイライラする。
TVとか見てても、
「なーんだよそれはよう!」「んざけんなよ!」「しるか!」
とか口きたなく罵る有様であった。
どうも、いかん。
遠く離れた町の天災の状況に、さすがの私もちょっと精神的に
不安定になっているんだろうな、と思う。
私なんて何もかも変わらない毎日を過ごしているにもかかわらず、
参っちゃっているなんて、被災地の方々に叱られそう。
でも、そういう人、多いんじゃないかな。と思う。
さて、この本では、老子の言葉をやさしい言葉にして、
読む人の心に届けてくれる。
こういう本があると、なんか安心、だと思う。
中から一つをここに書いておこう。
どんな方向に進もうとも、
結局は、原点に戻っていく。
物事は、さまざまな形に姿を変えつつ、
やがては本来の姿に立ち返っていきます。
焦ってはいけません。
心を空っぽにして流れを待てばいいのです。
私は私だ。
地震なんかで、心まで揺さぶられてどうする。