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『強く生きるために読む古典』岡敦

強く生きるために読む古典 (集英社新書)

強く生きるために読む古典 (集英社新書)

地震だ。

津波により甚大な被害が出ている。

同じ日本といえども、遠く離れた町に住む私はただ、

TVの向こうを眺めるばかりだ。


何の被害もない私だが、不安、焦燥感、喪失感に襲われる。

何やら、笑うこともはばかられるような、重い空気が、私を包む。


何かできないか。とTLを見ると


「できるだけ普通の生活を」とあった。


遠く離れた私が、慌ててできることなどない。

落ち着いて行動し、必要以上に暗くならず、

やるべきことをする。

助け合い、そして、日本を見届ける。

恐らく、新たに作っていくというようなところまで必要になるだろう。


強く生きるとは何だろう。



強いから生きるんじゃない。

生きているから強いんだと思う。

生きようとする心こそ、強いのだ。



こんなときに本の話などと思うかもしれないが、

しっかりしたぶれない心が、大切なときではないだろうか。


生きている私ができることをする。

私は、また本を読む。そしてメッセージを送る。生きていく。
(とはいえ、募金とかもやります。)