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『川端康成集 片腕―文豪怪談傑作選 』川端康成

川端康成集 片腕―文豪怪談傑作選 (ちくま文庫)

川端康成集 片腕―文豪怪談傑作選 (ちくま文庫)

川端康成作品を読むのは、この本が2冊目で御座います。
↓一冊目はこちら↓
http://d.hatena.ne.jp/tetuneco/edit?date=20100101

二冊目にして、男と女のいろいろ集から一転、

今度は怪談集です。


怪談話というと、寒々しい空気がすーっと背中を通り抜けるような

そんな感じがしそうものなのに、、

どのお話も、

なんだか生温かく、しっとりとした空気に包まれるような感じで、

血のぬくもりのようなもを感じるから不思議です。


幽霊なるものが、本当にいるかどうか、私にはわかりません。

でも、

怪談話は、今生きている世界がすべてじゃないっていうか、

死語の世界を考えてみたり、なんとなく自分の知らない世界に触れたような感じが

むしろ、生きている自分を際立たせるような気がします。


それにしても、

仕事終わりの夜更け、帰りの電車でこの本を読んで、

いい感じにぞわーっとしてから降りるホームは、ホントいやな感じ。。。


歌とか歌ったりしながら、何度も後ろ振り返ったりしながら、家路につきましたとさ。


まぁ、私には霊感なんてないみたいなんですけどねー。

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