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『つながる技術』小山薫堂

つながる技術―幸運な偶然を必然にするには?

つながる技術―幸運な偶然を必然にするには?


ストレスの原因の多くは、人間関係にある。といって、いいと思う。

じゃあもう、

誰とも交わらなかったらいいじゃんと思いがちな私。


しかし、いい年をしてそうも言ってられなくなったことと、

なんだかんだいっても、人間関係でのストレスは、

結局、誰かと話したり、笑い合ったり、

何気ない人間関係の中で癒すしかないのかなと思うようになりました。



狭く深くの人間関係もいい。

だけど、

狭い人間関係の中でつまづいたとき、立ち直るのに時間がかかってしまう

と私は思う。


ちょっと角度を変えて、違った立場で意見してくれる友、

凝り固まった関係の外から笑わせてくれる友や叱ってくれる友がいれば、

まだまだ私も大丈夫だって思える気がするものですから。


だから、ちょっと欲張って人間関係をちょこっと広げよう!!と思っている。

まだまだ、挑戦中なのですけれど。。



さて、この本では、つながる技術を紹介しています。

優しい語りかけで、

うん、どれか一つぐらいやってみるかな、と素直に思える。


なかでも、私が取り入れたいなと思ったのは、

十年越しの覚悟をもつ

ということです。

三年越しとか五年越し・・・・・・いや、もっと。

会ったことのない人とつながりをもとうとしたら、

それぐらいの覚悟が必要です。

と著者は言う。


広く浅く人とつながるためのヒントはたくさんあれど、

ずーっと付き合いたい、そういう人とのつながりを作るには、

なるほど「十年越しの覚悟」、

ゆっくりゆっくりつながるということも一つの方法なんだなと、

なんだか嬉しくなりました。


知らない人とうまく話せなくっても、

すぐに仲良くなれなくっても、ゆっくり作戦なら私にもできそう。

そして、うまくいなかったあの人とだって、

ゆっくり作戦でいつか笑える時がくるかもしれない。


なんだか10年後が楽しみになるなぁ。。