- 作者: 玄田有史
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/10/21
- メディア: 新書
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「希望」って言葉、
なんだか久しぶりに聞いたな。
それに引き換えこの本の帯に書いてある
「さよなら閉塞感」。
この「閉塞感」という言葉、
いつからか私にまとわりついて離れなくなった。
おなじみの相棒のようである。
ホント、閉塞感にさよならして、私の希望を作りたい。
この本では、
「ハッピーに暮らすこと」を目指して経済学を研究する著者が、
希望をできるだけ、実感を持ってとらえられるように、
希望とは何かを真正面から考え、
アンケートなどを通して分析し、
どのような人が、どんなときに、どのようにして希望を持つのか
といった具合に、希望が生まれる環境を明らかにしている。
そのうえで、希望は自分でつくりだすもの、と著者はいう。
希望は、
「気持ち」「何か」「現実」「行動」
の四本の柱のから成り立っている。
著者いわく、希望がみつからないとき、
四本の柱のうち、どれが欠けているのか探すとよいそう。
気持ち・・思い、願い
何か・・こうありたい、ああなってほしいという、具体的な何か
実現・・どうすれば実現する方向に近づいていくのか
行動・・そのまま、行動、です。
さてと、町はもうクリスマスですね。
新しい年も、もうすぐそこまで来ている。
私は、毎年、お正月に一年の目標を立てているのだが、
来年は、この4本の柱を意識してみようと思う。
ああ、なんだか来年は希望に胸ふくらませたいい年になりそう。