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『世界を知る力』 寺島実郎

世界を知る力 (PHP新書)

世界を知る力 (PHP新書)

私は、歴史書に属するようなものは、ほとんど読まない。

戦国時代ものとか、戦争ものとか、大航海時代とかとか。

つまりは、歴史上の出来事を評価し、並べて物語にしたようなものは、

あんまり読まない。

なんでだろ。。。

権力とかそういうのにあんまり興味ないからかな、と思う。



歴史というと、

このところ興味があってよく読むのは、

歴史上の出来事がどの様な背景の中で、

どの様に評価されているのかということについて、

つらつらと述べるもの。歴史とは何かを述べる本。


この本もそうなのである。


この本では、

歴史上の出来事をさまざまな国の立場に立って理解しようとし、

また、

それぞれの国が語る歴史やその背景に賛同はできなくとも、

お互いの立場を理解しようとすることの大切さを

わかりやすく述べているのだ。


世界を知る力は、

どうやら、世界を知ることによって

身につけるもののようだ。

それも、自分の国を客観視できることも重要のようだ。


さてと、

世界のこと、知りたいような知りたくないような・・・

そんな気持ちにさせる事件の多い今日この頃・・・


でも、鵜呑みにしない、惑わされない、

そういう観点が大切なのかな、と思う。

そのためにも、「世界を知る力」はバランスのいい力がつくといいな。