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『代表的日本人』内村鑑三

代表的日本人 (岩波文庫)

代表的日本人 (岩波文庫)

この本は、内村鑑三が日本の文化・思想を

西欧社会に伝えるべく英語で書かれた本を、

和約したものです。

著者が、「代表的日本人」として紹介するのは、

西郷隆盛上杉鷹山二宮尊徳中江藤樹日蓮上人

です。

なかなか手堅い人選ですよね。。。ふむふむ。。

さてこの本、読書会の課題本なんです。

レジュメを作成して、各自で発表する予定になっています。

以下、読書会用に作成したレジュメを掲載します。。




1 この本を一言で表すと?

  日本の美徳を示す本  (美徳:道徳の規準に合った性質や行為)
 ・ どのような心構えで生活すべきか 
 ・ 何を手本として行動すべきか。

   助け合い 質素  謙虚 教養
 
  著者がどういう基準でこの5人を選んだかということに著者の価値観が現れている。



2 よかった点を3〜5つ
 
 ・  自分が出来る日々の行動は、余りにも小さくて、人生におい
   て、自分が成し得ることなど、ちっぽけに思えてくる。
    この本の登場人物は、皆、自分の信じることを、こつこつと丁
   寧にしてきたことによって、大きなことを成し得た(結果として
   大きな成果を得た)。
    生きる勇気を感じた。
    
 ・ まずは、自分に厳しく。周囲に多くを求めるよりも、自分自信
   を強く信じることで、強くなれるということを感じた。


 ・  つつましい生活の中で、助け合い、支え合って生きてきた人た
   ちが、日本の礎になっていることを再確認した。
    日本人であることを嬉しく思った。


3 参考にならなかった所、または突っ込みどころ
 
 ・ 女性はいなのだな、ということ



4 実践してみようとおもうこと

 ・ 人、時代など、自分以外のもの(こと)のせいにはしない。
 
 ・ 多くを求めないこと。やるべきことをやること。
 
 ・ 人とのかかわりを大切にすること


5 その他

  内村鑑三が選んだ5人よりも、内村鑑三その人にむしろ興味が湧いた。