- 作者: 篠原一
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2004/01/20
- メディア: 新書
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政治学ってのを学ぶことになって、私は指定されたこの本を買った。
政治学ってのは、どのくらいの人が学んでいるんだろう。
そもそも政治学って何?政治って何?
私は政治に無関心だと思っていたけれど、
実のところ、私は、
政治とは何かを知らないために、感心など持ちようもなかったのだ。
さて、
私にとって政治とは、
国を作り動かしていくための力、
そして、その力をもつ機関、あるいは、人のことであった。
しかし、この本を読んで、政治そのものの概念は、意外に広いことを知った。
政府や行政のみならず、たとえば世論といったものも、
国を作り動かす力があり、ある意味政治の一部ともいうことができるのである。
つまり、
政治に関心を持ちましょう、選挙に行きましょうって、よく聞くけれど、
私たちが、市民の立場で政治に参加することができるのは、
なにも選挙に行き、投票権を行使することだけではない
ということを知るべきなのだ。
たとえば、あなたが流行のツイッターでつぶやいた一言で、
大きな世論を生み、法律を変え、裁判所を動かし、国会での議論をさせる
などということもあるやもしれぬ時代なのだ。
私がする小さな小さな何かが、この国をよくすることにつながるのならば、
明日から私は、小さな小さな政治家になろう。