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『市民の政治学』篠原一

市民の政治学―討議デモクラシーとは何か (岩波新書)

市民の政治学―討議デモクラシーとは何か (岩波新書)

政治学ってのを学ぶことになって、私は指定されたこの本を買った。

政治学ってのは、どのくらいの人が学んでいるんだろう。

そもそも政治学って何政治って何


私は政治に無関心だと思っていたけれど、

実のところ、私は、

政治とは何かを知らないために、感心など持ちようもなかったのだ。


さて、

私にとって政治とは、

国を作り動かしていくための

そして、その力をもつ機関、あるいは、のことであった。


しかし、この本を読んで、政治そのものの概念は、意外に広いことを知った。


政府や行政のみならず、たとえば世論といったものも、

国を作り動かす力があり、ある意味政治の一部ともいうことができるのである。




つまり、

政治に関心を持ちましょう、選挙に行きましょうって、よく聞くけれど、

私たちが、市民の立場で政治に参加することができるのは、

なにも選挙に行き、投票権を行使することだけではない

ということを知るべきなのだ。


たとえば、あなたが流行のツイッターでつぶやいた一言で、

大きな世論を生み、法律を変え、裁判所を動かし、国会での議論をさせる

などということもあるやもしれぬ時代なのだ。




私がする小さな小さな何かが、この国をよくすることにつながるのならば、

明日から私は、小さな小さな政治家になろう。