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『ドリトル先生アフリカゆき』ヒュー・ロフティング作 井伏鱒二訳

ドリトル先生アフリカゆき (岩波少年文庫 (021))

ドリトル先生アフリカゆき (岩波少年文庫 (021))



私には、7つ違いの弟がいる。


小学一年生の夏休み、私が「姉」になることとなったあの夏、

そこそこ物心つくまで、末っ子として育った私は、

当然の役割変更を余儀なくされた。

以後、私は姉を演じることとなる。



そのせいか、私の中には、

小学校1年生くらいの甘えたで負けず嫌いの小さい女の子が住んでいる。


あの頃脱ぎ捨てた、私の役割だ。



まあ、いいじゃないか。
会社では、ちゃんと大人のふりもできているんだし(たぶん)。


この本は、もちろん小学生対象の本である。

小さい女の子の私は、こういうお話が大好きだ。



私の一部は、いつになったら大人になるのか、

皆目見当がつかないが、気長にいこう。


小さい女の子の私は、時々顔を出して、

こういう本を読んで、遠いアフリカを夢見心地で旅するなどしつつ、

そうしてゆっくり大人になるのだ。