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失敗は予測できる (光文社新書)

失敗は予測できる (光文社新書)

失敗だらけの毎日。

失敗しては、落ち込むの繰り返し。。

本当に、「失敗は予測できる」のか。

著者いわく、

失敗を分類していくと四一のパターンに集約できる。

のだそうだ。
意外に少ないように思う。

筆者の経験から言うと、
もともと失敗を行かせない人は何度やっても活かせない。
なぜなら、失敗を活かせない人というのは、
月曜日のカギをかけ忘れた失敗と、
水曜日のガス栓を閉め忘れた失敗が似ているとは決して思わないからである。

なるほど私の失敗を分類すると、
ほとんどが「うっかり」とか「確認漏れ」とか
そういった類だ。

それに気づけば、まあ、言えば簡単だが、解決方法も見つかる。

これが、

第1章 失敗は予測できる

失敗を防ぐための「思考の流れ」を知る


の目的だ。


第2章 失敗は回避できる失敗の回避方法を知る

「うっかり」しないように気を引き締めるといった精神論ではなく、
失敗をいかに回避するかを考えようというのだ。

出かける時に必ず持っていくものをひとところに集めておく、
忘れてはいけないことは、携帯のアラームをセットしておくとか
そういったことだ。


なにより、私に必要なのは、

第3章 失敗から逆転する

失敗を成功に変える


であろう。

これが、できない。

組織の中でも日常生活の中でも、
もし失敗したら「やり直し」ができる。
しかし、その失敗をふたたび繰り返さないように、
日々の基礎作業を真面目にコツコツと鍛え直すことだけが答えにはならない。
このときは「そもそも、失敗したこの作業は何のためにやっていたのだろうか」
と考え直すことが必要になる。
これは大きな発想転換である。

忘れ物の話でいえば、
そもそも持っていく必要があるのか、
たとえば、会社に毎日持って行くようなものであれば、
あらかじめ会社に置いておけばいいのではないかと
考えるのである。


とにかく、
「また失敗しちゃったな、エヘヘ」とか、
「また失敗だ、おれはダメ人間だ」、
なんて思ってるだけじゃだめなんだなと。。。

女性の平均寿命は、86才なんだそうな。

まだまだ長い人生。

失敗もまだまだあるだろうけど、一つでも多く成功に変えよう。