人間はどこまで動物か――新しい人間像のために アドルフ・ポルトマン,高木正孝
- 作者: アドルフ・ポルトマン,高木正孝
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1961/10/30
- メディア: 新書
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読書力↓に紹介されていたので、購入した本。
tetuneco.hatenablog.com
進化論は、人間もまた動物であり、サルから進化したものであると説く。
だが、人間とサルとの距離がどのくらいあるものなのかについては、必ずしも明らかではない。
世界的な動物学者が、この問題を広範な比較研究によって説き明かし、さらに社会学、心理学、人類学の成果をとり入れて、新しい人間学を打ち立てようとした画期的著作。
気になる。
人間は、動物でありながら、
私たちは、どこかで、人間と動物とを区分している。
それは、どこに理由があるのか。
気になる。
恐る恐る「はじめに」を読んでみると、
序と結びの部分は、難しいから、後で読めばよい
とのことであったので、そそくさと従うことにした。
この本で著者は、
人間の誕生から、老衰まで順に成長を辿りながら、
その特徴をその他の動物と比較することによって、
人間と動物との差異を明らかにしていく。
多くは、人間が生まれてから1年ぐらいのことが、書かれている。
そこには、私たち大人から見て、動物に近い存在の幼児の生物学的な発見が待っている。
知らなかったこともたくさん書いてあるし、
知っていると思っていたことが、間違いだったりもする。
いつか自分が親になったら、もう一度読み返してみたいと思う。
いまだに読んでいない、序と結びの部分も!