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人間はどこまで動物か どこから人間なのか

人間はどこまで動物か――新しい人間像のために アドルフ・ポルトマン,高木正孝

人間はどこまで動物か――新しい人間像のために (岩波新書)

人間はどこまで動物か――新しい人間像のために (岩波新書)


読書力↓に紹介されていたので、購入した本。
tetuneco.hatenablog.com


進化論は、人間もまた動物であり、サルから進化したものであると説く。
だが、人間とサルとの距離がどのくらいあるものなのかについては、必ずしも明らかではない。
世界的な動物学者が、この問題を広範な比較研究によって説き明かし、さらに社会学、心理学、人類学の成果をとり入れて、新しい人間学を打ち立てようとした画期的著作。

気になる。

人間は、動物でありながら、
私たちは、どこかで、人間と動物とを区分している。

それは、どこに理由があるのか。
気になる。

恐る恐る「はじめに」を読んでみると、

序と結びの部分は、難しいから、後で読めばよい
とのことであったので、そそくさと従うことにした。


この本で著者は、

人間の誕生から、老衰まで順に成長を辿りながら、

その特徴をその他の動物と比較することによって、

人間と動物との差異を明らかにしていく。


多くは、人間が生まれてから1年ぐらいのことが、書かれている。


そこには、私たち大人から見て、動物に近い存在の幼児の生物学的な発見が待っている。


知らなかったこともたくさん書いてあるし、
知っていると思っていたことが、間違いだったりもする。


いつか自分が親になったら、もう一度読み返してみたいと思う。
いまだに読んでいない、序と結びの部分も!